戦略コンサルファームへの転職に強いエージェント5選
コンサルティングファームへの転職で、オファー獲得率に影響するのが『転職エージェント』です。
コンサルへの転職では、コンサル専門のエージェントを利用することが非常に重要ですが、専門エージェントの中でも、得意なファームがあります。
その理由は、大きく下記の2つです。
- ファームによって選考対策が異なること
- エージェントとファームの関係性が内定に影響すること
そのため、志望するファームに応じて、利用するエージェントを選ぶことが大切になってきます。
例えば、戦略コンサルファーム志望であれば○○、総合コンサル志望であれば○○という感じですね。
とはいえ、1つのエージェントだけに絞って転職活動をするのはリスクもあるため、まずは3つほど登録して、面談をしてみることをおすすめします。
今回は、戦略コンサルファーム(マッキンゼー、BCG、Bain、ATカーニー etc..)への転職で利用すべき転職エージェントを紹介します。
転職エージェントランキング5選
戦略コンサルへの転職成功率を高めるためのエージェントランキングをまとめました。
私が転職活動の際に訪問したり、現役コンサルとして働く上で評判の良いエージェントをランキング形式にしてあります。
コンサル専門のエージェントとして、言わずとしれた名門。
特に戦略コンサルファームへの転職者が多く、戦略コンサルを目指す上で絶対に登録しておくべきエージェントです。
私も、転職活動時にお世話になりました。
総合評価 | |
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特徴・強み |
ムービンの最大の特徴は、”コンサル出身”のキャリアコンサルタントが非常に多いということです。 現在の代表もBCG出身であり、ローランドベルガー出身のキャリアコンサルタントも在籍しています。 それによって、戦略ファームの選考や業務内容について、精度の高い対策支援をしてもらえたり、情報を教えてもらえることがメリットです。 特に、ケース面接対策は、コンサルファーム出身のキャリアコンサルタントが本番さながらで模擬面接をしてくれるなど、非常にこころ強いエージェントです。 |
転職支援の質 |
書類添削や模擬面接など、ある程度のサポートはしてもらうことができます。 しかし、かなり丁寧な支援を受けることは難しいでしょう。 理由は、ムービンのキャリアコンサルタントの給料が完全歩合制となっているからです。 なるべく多くの転職成功者を輩出することが重要なので、みっちりと時間をかけて支援してほしいという方は向いていません。 |
ファームとの関係 |
戦略ファームとの関係性は非常に強いです。 コンサル専門エージェントとして歴史があり、多くの転職実績があるため、戦略ファームの人事担当者とは深い関係性を持っています。 |
アクシスコンサルティングは総合ファームへの転職にも強いですが、戦略ファームへの転職実績もかなり多いです。
コンサル専門の転職エージェントとして、大手3番手ほどの位置についているエージェントです。
総合評価 | |
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特徴・強み |
アクシスコンサルティングの最大の特徴は、転職支援の質が非常に高いということです。 これは、書類添削や選考対策など、ファーム毎の傾向を踏まえて対策を行ってくれます。 ムービンは最大手なので、応募者が非常に多く、1人1人に時間を割いてもらえません。 一方、アクシスの場合は応募者は多いものの、最大手ではない分、サポートが手厚いと評判です。 私の広告代理店時代の同僚は、アクシス経由でBCGやAccenture(戦略部門)にオファーをもらうなど、実績も豊富です。 |
転職支援の質 |
非常に高いです。 書類添削はもちろんですが、模擬面接等も行ってくれます。 2週間に1回などで行ってくれるケースもあるため、面接慣れや自身の棚卸しをすることができます。 |
ファームとの関係 |
BCGとはオフィスが近く、セミナーを共同開催するなど深い関係性を持っています。 そのため、アクシス経由で戦略ファームを応募することで、他者よりも有利になるケースが多々あります。 ただ、戦略ファーム全般との関係性に関しては、やはりムービンの方が歴史もあり、やや劣っている印象です。 |
外資人材専門のエージェントとして有名です。基本的には外資系企業の紹介がメインとなっており、応募者もハイキャリア人材が集まっています。
コンサル転職ではあまり知られていませんが、”選考突破率が高い”エージェントとして非常に有名です。
総合評価 | |
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特徴・強み |
外資系人材に特化しているため、選考対策の質が高いことや、非公開求人が豊富なことが強みです。 また、外資系企業との繋がりが強く、他エージェントと比較しても選考突破率が高いことが最大のウリとなっています。 |
転職支援の質 |
非常に高いです。 外資コンサルに特化した情報を保有しているため、選考対策も非常に質が高いと言われています。 その反面、応募者のハードルが高い=ハイキャリアじゃないと支援してもらいづらいといったケースがあります。 学歴などの面で紹介できる案件がない場合は、支援を手厚くしてもらいづらいなど、ややドライな一面もあります。 |
ファームとの関係 |
コンサル専門エージェントほど、関係値が深いわけではありません。 しかし、選考突破率が高い理由の1つとして、外資企業に特化しているが故にプッシュできるというのがあるため、それなりにファームとの関係性があると言えます。 |
エージェントではありませんが、ムービンやアクシスなどコンサル専門エージェントからスカウトを受け取れます。
また、コンサルファームからも直接スカウトが来るなど、コンサル転職において非常に優良なプラットフォームです。
友人がマッキンゼーから直接スカウトを受け取ったり、私もアクセンチュア、PwC、IBMからスカウトを受け取りました。
総合評価 | |
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特徴・強み |
コンサルファームから直接スカウトを受け取ることができるということが最大の特徴です。 基本的には、コンサルファームはエージェント経由での応募者を受け入れています。 しかし、ビズリーチには学歴・職歴の高い人材が集まっているため、人事担当者が直接スカウトを送るために利用しています。 |
転職支援の質 |
転職サイトなので、直接的な支援はありません。 ただ、コンサル専門エージェントからスカウトを受け取った場合、優先的に支援を受けることができるというメリットがあります。 |
コンサル専門エージェントの大手3社(ムービン・アクシス・コンコード)の1つです。
コンコードの創始者は元ムービン出身者ということもあり、コンサルへの転職には定評があるエージェントです。
総合評価 | |
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特徴・強み |
コンコードの特徴は、コンサル転職実績が豊富であることです。 また、コンサルファームと共同でセミナーを積極的に行うなど、応募者がコンサル業界を理解するための活動をしています。 ただ同様に、ムービンやアクシスもそういった強みを持っています。 |
転職支援の質 |
一般的な支援はしてもらうことができます。 書類添削や面接対策などは実施してもらうことが可能です。 ただ、ムービンやアクシスと比べて、経験の浅いキャリアコンサルタントも多く在籍しているため、支援の質が高いか?と言われるとそこまでは高くないと思います。 私の場合も、新卒1年目のキャリアコンサルタントが担当してくれましたが、業界知識などはやはりムービンやアクシスの方が圧倒的にあるなと感じました。 |
ファームとの関係 |
ファームと共同で、セミナーや採用イベントを実施しているため、一定の関係性はあるでしょう。 |
戦略コンサルへの転職でエージェントが重要な理由
冒頭で少し書きましたが、その理由は下記の2点です。
- 各ファームによって、異なる選考対策が必要であること
- エージェントとファームの関係性で、内定率が変わること
それぞれについて簡単に解説します。
各ファームによって、異なる選考対策が必要であること
戦略ファームは、ファームによって選考の進み方が大きく異なるケースがあります。
また、ケース面接などもファーム特有のものになるので、志望度の高いファームについては個別の対策が必要になってきます。
その際に、エージェントから、過去の転職実績などを踏まえてしっかりと対策支援をしてもらうことは、選考突破率に大きく影響してきます。
そのため、戦略コンサルの選考について熟知をしているエージェントを利用することは非常に重要です。
エージェントとファームの関係性で、内定率が変わること
エージェントとファームの人事担当者の関係性が深い場合は、応募者の内定率に影響します。
これは、応募者の面接後にエージェントからファームにフォローをしてくれるなどで、オファーを出されるケースが多々あります。
本質的ではありませんが、ファームの人事担当者も人間です。
付き合いや関係性を含めて、「このエージェントがプッシュする応募者なら信頼してもいいか」となります。
そのため、戦略ファームとの関係性を築いているエージェントを利用することも、非常に重要です。
まとめ
今回は、戦略ファームへの転職で利用するべきエージェントについて紹介しました。
エージェントは転職活動のパートナーとなるため、3~4社ほど面談をするなど、しっかりと客観的に見極めて利用することがおすすめです。
今回紹介した5つのエージェントは、特に戦略コンサルへの転職には強いエージェントなので、ぜひ一度訪問してみてください。