企業概要
SAPジャパン(エスエイピー・ジャパン)は、企業向け基盤システムであるERP(Enterprise Resource Planning)パッケージなどを提供するヨーロッパ最大級の大手ソフトウェア会社SAP SEの日本法人である。
ドイツ中西部にあるヴァルドルフに本社を置き、1972年にIBMドイツ法人を退社した5人のエンジニアによって創業された。
特に大企業向けのERP市場においては圧倒的なシェアを持ち、現在では販売および開発拠点を 50ヶ国以上に展開している。
企業データ
設立 | 1992年10月 |
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公式サイト | https://www.sap.com/japan/index.html |
本社所在地 | 東京都千代田区麹町1-6-4SAPジャパンビル |
代表者 | 内田士郎 |
社員数 | |
事業内容 |
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特徴・強み
SAPの特徴としては、企業の基幹システムであるERPパッケージをはじめ、CRM、SRM、SCM、EPM製品などのエンタープライズ向け業務アプリケーションで高いシェアを有していることがあげられる。
また、近年ではデータベースやビジネスインテリジェンス製品など幅広く分野のソフトウェアを提供しており、日本国内ソフトウェア市場においては、2014年時点の売上高は7位に位置している。
従来のオンプレミスのパッケージソフトウェア依存からの脱却を目指しており、SaaSおよびPaaS分野でのクラウドサービスでも急速にシェアを伸ばしている。
主な競合には日本オラクル、日本マイクロソフト、ワークスアプリケーションズなどがあげられる。
また、大手IT企業の中では在籍する外国人社員の比率が比較的高く、全体の10%程度を占めている。
さらに、SAPのもう一つの特徴はNatively Integratedと呼ばれる製品、サービス開発の思想にあげられる。
SAPは業務アプリケーションを最適な粒度で定義し、企業内ですぐに使える部品をBusiness Suiteとして提供している。
この部品提供をEnterprise Serviceと呼ぶが、SAPは顧客が個々のサービスをどのように組み合わせても、ビジネスルール上の矛盾が起きずに吸収できるビジネス・プロセス・プラットフォームを提供している。