企業概要
ローランド・ベルガー(RB)は、ドイツ・ミュンヘンに本社を置く、ヨーロッパ最大手の経営戦略コンサルティングファームである。
1967年の設立以来、自動車、消費財、流通、化学、機械、医薬品などの製造業、そして、金融、情報通信、航空・運輸などのサービス業など幅広い業界のクライアントに対する数多くのコンサルティングを提供してきた。
現在では、企業先進国である日米欧をはじめ、アジア、南米、北アフリカ、中東など世界36カ国の50オフィスと2,400人を超えるスタッフから構成され、国境を越えたグローバルな視点でのコンサルティングサービスを提供している。
「クライアントの成長に貢献すること」、「真にパフォーマンスを向上させること」の二つをミッションに様々な業界におけるクライアントの問題解決を支援している。
企業データ
設立 | 1967年 ドイツ・ミュンヘンで本社設立 / 1991年 東京オフィス設立 |
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公式サイト | http://www.rolandberger.co.jp/Roland_Berger_Tokyo_Office.html%E3%80%80http://www.rolandberger.co.jp/ |
本社所在地 | 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル23F |
代表者 | 代表取締役社長 長島 聡 |
社員数 | 約100名 |
事業内容 | 経営コンサルティング
自動車、消費財、流通、化学、機械、医薬品などの製造業、そして、金融、情報通信、航空・運輸などのサービス業など幅広い業界のクライアントに対する戦略策定を行う。 |
特徴・強み
ローランドベルガーの特徴の1つとして、トップダウンでの提案をするのではなく、企業の文化や現場社員の意思を、アントレプレナーシップを尊重するという企業文化があげられる。
「Creative strategies that work(結果と実効性を伴う創造的な戦略策定)」を掲げている通り、一貫してマネジメントコンサルティングに特化したコンサルティングサービスを提供している。
遠藤功氏が社長として就任した2000年以降、「動く戦略」を追求したコンサルティングは多くのクライアントから高い評価を獲得し、これまで著しい成長を遂げ、組織も約110名規模にまで拡大している。
日本国内におけるあらゆる業界に対するコンサルティング提供に加え、シンガポール、中国、インドネシアなどアジアを中心とした海外にジャパンデスクを設置し、海外展開を加速する日系企業を支援している。
前述の「現場感」「手触り感」「膝詰めの議論」「クライアントの腹落ち」などローランド・ベルガーのコンサルティングを表現するワードが数多く生み出されていることも、戦略ファームの中での際立った特徴の表れだと言える。
また、短期的な企業価値向上・株主価値向上ではなく長期的な視点での成長を志向する事、経営学のセオリーに偏ったトップダウンアプローチを採るのではなく企業の文化・社員の意思を尊重する事、アントレプレナーシップを尊重する企業文化などが挙げられる。
一方で、戦略ファームに見られるこのようなコンサルティングの徹底は、コンサルタントに対して高いプレッシャーと時にはハードワークをもたらしている。そのため、気骨のある折れない心と高い志を有するメンバーを歓迎する傾向にある。
ゆえに、選考のプロセスにおいても、コンサルタントとして十分な論理思考能力、対人関係能力を試されるのは勿論のこと、クライアントを想う心や高いプロフェッショナリズム、そして肉体的・精神的なタフネスも非常に重視される。
著名な出身者
- 水留浩一(あきんどスシロー 代表取締役社長)
- 西浦裕二(アクサ生命保険元取締役会長、アクサ損害保険元取締役会長、三井住友トラストクラブ代表取締役会長)
- 足立光(日本マクドナルド上席執行役員・CMO、元シュワルツコフヘンケル代表取締役社長)
- 稲積憲(NHN PlayArt代表取締役社長)
- 嶋正和(ロジスティック代表取締役)
- 鈴木信輝(ワールド常務執行役員)
- 平田英己(楽天執行役員)
- 石黒泰時(デロイトトーマツコンサルティングパートナー 元ミニット・アジア・パシフィック社長)
- 岸田雅裕(A.T.カーニー 日本代表)
- 斎藤広達(シカゴコンサルティング代表取締役)
- 丹羽恵久(ボストン・コンサルティング・グループ パートナー)
- 富永和利(ボストン・コンサルティング・グループ パートナー)
- 大原聡(シグマクシス パートナー)
選考体験記