書類選考 / WEBテスト

コンサルファーム転職の書類通過率を解説

コンサル転職書類通過率

コンサルファーム転職の書類通過率を解説

コンサルファームの転職において、書類選考通過は第一の難関となっています。

履歴書、職務経歴書、志望動機書といった書類を提出し、無事通過した応募者のみが面接へと進むことができます。

しかしながら、コンサルファームの書類選考は学歴や経歴といった様々な要素も考慮されるため、非常に狭き門とされています。

 

私自身は、コンサル転職の際にはエージェントから通過すると言われていたファームの書類選考が落ちたり、逆に通過しないと言われていたファームで面接に進めたりということがありました。

そこで今回は、コンサルファームへの転職において書類通過率がどのくらいなのかをご紹介します。

書類通過率を事前に把握することのメリットは、どのファームから応募をするのか、コンサル以外の滑り止め企業に応募するのかといった今後の計画を立てやすくなるということです。

尚、下記の内容を踏まながら、まとめていきたいと思います。

  1. 書類通過の結果(実体験)
  2. コンサルファーム毎の書類通過率
  3. 書類通過率に影響すること

書類通過結果(実体験)をご紹介

まずは、私の転職活動における書類通過率をご紹介します。

私は応募企業をほぼコンサルファームに絞っていたため、コンサル志望の方には参考になるかと思います。

書類通過率は、約70%でした。

13社に書類応募をして、9社が通過する結果となりました。

実際に応募した企業と、書類の結果は以下の通りです。

※()の中が”○”は通過、”×”は落ち

(○)デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)

(○)Accenture(アクセンチュア)

(○)PwCコンサルティング

(○)KPMGコンサルティング

(○)アビーム コンサルティング

(○)スカイライト コンサルティング

(○)リヴァンプ

(○)リブ・コンサルティング

(○)ベイカレントコンサルティング

(×)PEディレクションズ

(×)クニエ

(×)キャップジェミニ

(×)パクテラ

これを見ると、思ったよりもコンサルの書類通過率は高いことがわかります。

転職エージェントからは、コンサルの一般的な書類通過率は約50%と言われていたため、想定よりも多くのファームで選考突破できたということです。

私は学歴も経歴も中の中だったのですが、総合系コンサルファームはほぼ書類選考を突破できる結果となりました。

 

一方で、クニエやキャップジェミニといった中堅の国内コンサルファームは書類通過ができませんでした。

一般的には、中堅コンサルファームよりも総合コンサルのほうが書類通過率は低くなる傾向にありますが、今回は中堅ファームの応募状況やタイミングといった要素が影響したと考えられます。

書類選考に影響する要素に関しては、後述します。

コンサルファーム毎の書類通過率

続いて、大手総合系コンサルファーム毎の書類選考通過率をご紹介します。

ここでは、私が転職エージェントに聞いた情報をもとにご紹介していきます。

例とする書類応募者のスペックを簡単に記載します。

※このくらいの経歴で応募した際の書類通過率

【学歴】偏差値60以上

【経歴】大手企業またはベンチャー企業

【年齢】25~30歳

【経験社数】1~2社

尚、書類通過率はファームの募集状況やタイミングによっても変動するため、あくまで参考値として捉えてください。

デロイトトーマツコンサルティングの書類通過率

デロイトの通過率は、約7割です。

よほど優秀な人材からの応募が充足していない限りは、書類は通過する確率が高いです。

この理由は、デロイトを含めた総合系ファームが人員を大幅に拡大しているためです。

特にTech系人材は各ファームが奪い合っている状態なので、前述の学歴や年齢などに該当していればほとんどのケースで書類は通過するとされています。

学歴のボーダーラインとしては偏差値が60以上が大体の目安になっており、未経験枠の場合は職歴(前職の企業規模など)がほとんど重要視されません。

とはいえ、30代を過ぎての転職の場合は過去のプロジェクト経験などを重視されるため、企業規模などもある程度影響してきます。

アクセンチュアの書類通過率

アクセンチュアの通過率は、8割以上です。

総合ファームの中では、アビームと同様に最も書類が通過しやすいファームとされています。

その理由は、下記の2点です。

  1. TechやDigital人材を拡大していること
  2. 複数部署に書類を確認してもらえる(どこかに引っかかればOK)

アクセンチュアは総合ファームの中でも最もDigitalに注力しているファームの1つです。

一時期は第二新卒枠で大量採用して、現場が大混乱するなどがありました。

そのため、よほどのことがない限りは書類は通過する確率が高いです。

また、アクセンチュアの場合は複数の部署に応募することが可能です。

その中で、どこの部署が最も応募者との親和性が高いのかを判断してもらえるため、応募チャンスが複数回あるようなものなのです。

PwCコンサルティングの書類通過率

PwCの書類通過率は6~7割です。

デロイトやアクセンチュアと比較して、書類通過率はやや下がります。

その理由は、PwCは20代などの若手中途を採用することが多くないからです。

他ファームと異なり、大量採用の幅が小さいため、基本的には経験者を採用したいという意向が強いです。

20代の経験者はそこまでキャリアを積んでいないと判断されるため、そういった面で通過率が下がっています。

また、PwCは書類提出と同時にWEBテストを受ける必要があります。

このテストで一定のラインを超える必要があるため、そういった面でも他ファームよりかはややハードルが高いでしょう。

KPMGコンサルティングの書類通過率

KPMGの書類通過率は3~4割です。

KPMGは、総合系ファームの中でも非常に通過率が低いファームです。

その理由としては、募集人員が非常に少ないためです。

アクセンチュアと比較すると、拡大スピードが非常に遅く中途採用の募集枠も常に少ない状態です。

PwCも募集枠は多くないですが、それよりもさらに少ないため、学歴がいい応募者の書類通過率が高くなりがちです。

そのため、前述したスペックの場合、3回に1回書類が通るくらいの確率になるでしょう。

アビームコンサルティングの書類通過率

アビームの通過率は約8~9割です。

アクセンチュアと並んで書類は通りやすいファームです。

近年はITコンサルの需要が上がってきていることから、システム案件が多いアビームの募集人員も増加しており、ほとんどが書類通過できると言っても過言ではありません。

特に、2016~2017年にかけてアクセンチュアと同様に第二新卒を大量採用した時期は学歴や経歴はほぼ関係なく通過していたということがありました。

私の知人でも偏差値40程度の学歴でオファーを獲得していました。

書類が通過しやすい一方で、福利厚生や給与制度については恵まれているので非常にコスパがいいコンサルファームと言えるでしょう。

ベイカレントコンサルティングの書類通過率

ベイカレントの通過率は約7~8割です。

総合系ファームの中では通過率が高いとされています。

その理由としては、ベイカレントもアクセンチュアやアビームと同様にシステム系案件が多く、ITコンサルが主流となっているため、人員拡充に合わせて書類通過の難易度はそこまで高くないためです。

とはいえ、ベイカレントの場合は常に採用枠が多いわけではなく、大量採用するタイミングとそうではないタイミングがあるため、それによって通過率は変動します。

特に若手の場合は募集枠によって通過率が左右されるため、エージェントにしっかりとヒアリングしておくことが重要です。

書類通過に影響する要素とは

最後に、書類選考に影響する要素についてご紹介します。

冒頭でも少し触れましたが、下記の6つが書類選考に主に影響する事項となっています。

  1. 学歴
  2. 経歴
  3. 英語力
  4. 年齢
  5. コンサルファームの募集状況
  6. 応募で経由するエージェント(活用するエージェント)

それぞれについて簡単に解説します。

1. 学歴

コンサルの書類選考では、学歴がかなり重視されます

特に、30歳になるまでの年齢においては、どんな会社にいたのか?よりもどこの大学出身なのか?のほうが見られるケースもあります。

戦略系であれば偏差値は70前後以上、総合系でも偏差値60以上が必要となります。

そのため、学歴が悪い場合は書類通過率が悪くなるという認識を持っておきましょう。

ただ、直近の総合系ファームはIT領域に注力していることから、学歴<社歴を重視するケースも増えてきています。

私の周りでも、偏差値が50くらいの大学出身でIT領域のコンサルタントとなっている人がいるため、必ずしも学歴がないと書類選考を突破できないということではありません。

2. 経歴(社歴)

学歴と同じく、どのような会社で働いているのかは書類の当落を左右します。

特に、30代の転職をする場合は過去の会社において、どのようなロール(役割)でどのようなプロジェクトを成功させてきたのかが採用ポイントとなるため、所属企業の信用度等が多少影響します。

とはいえ、コンサルファームは基本的にポテンシャル採用を重視しており、通常の事業会社と比較をすると過去の職歴は書類通過率には関係ないことが多いため、この点において過剰な懸念をする必要はありません。

3. 英語力

影響度は大きくありませんが、英語力によってやや書類通過率が変わります

コンサルティングファームは、通常の事業会社と比較して英語が必要な業務が多いため、英語力がある=即戦力に近いという判断がされます。

なぜ英語を使う業務が多いかというと、コンサルファームが支援するクライアントはグローバル展開をしている大企業であることから、海外進出支援や海外での事業拡大支援といったプロジェクトが多いためです。

また、外資系ファームに関してはグローバルのナレッジを参考にするために、海外のケーススタディを参考にしたり情報共有をする機会が非常に多くなります。

 

例えば、アクセンチュアであれば世界中のアクセンチュアが手がけた事例などを蓄積しているデータベースを保有していたりするので、そういったところへ情報を取りに行き、プロジェクトを進める参考にするといったことがあります。

データベース内の情報は、当然英語の資料になっているので、英語を読んで理解するスキルが必要となるわけです。

このように、コンサルファームでは英語力を重視する傾向があるため書類通過の段階でTOEICの高得点を保有していることは通過率を高める要素となっています。

 

しかしながら、私も含めて書類選考の段階で全く英語力ができない人材でも通過することは可能です

むしろ、現時点の英語力よりも今後のポテンシャルのほうが重要視されているため、現在TOEICの点数が低いからといって悲観する必要はありません。

入社後にしっかりと勉強すればTOEICの点数はのびるので、あまり気にしなくても良いでしょう。

4. 年齢

年齢は書類通過率に大きく影響します

これはコンサルファームへの転職に限られた話ではありませんが、若ければ若いほど書類通過率は高くなる傾向があります。

特に、コンサルの場合は仕事の進め方などが事業会社と異なるため、年齢が高すぎる場合はアジャストできないと判断されてしまうことがあります。

もちろん、今までの業務内容や社歴などの経歴を踏まえて判断されますが、未経験の場合は年齢>英語力くらい重視されていると思います。

具体的には、コンサル未経験・MBA無しなどの経歴の場合、30代前半くらいが書類通過のボーダー基準になっていることが多いです。

そのため、できるだけ早い段階で応募をする方が書類通過率は高くなります。

よく、「あと1年英語を勉強してからコンサル転職をしよう」と考える人がいますが、確実に英語は後回しにした方が良いでしょう。

5. コンサルファームの募集状況

当たり前ですが、コンサルファームのニーズによって書類通過率は変わります。

コンサルは基本的に通年採用を実施しているため、年齢や時期問わず応募が可能ですが、若手が充足している時期や同じ業界の経験者が充足している時期などはあるため、そういった状況に影響されることが多いです。

こういった情報は転職エージェントしか知り得ないため、こまめに情報共有をしてもらいつつ、書類を提出するのかを判断しましょう。

6. 応募で経由するエージェント(活用するエージェント)

最後に、どのエージェントから応募をするのかということは非常に大きく影響します

その理由は、下記の2点です。 

  1. 各ファームによって、異なる選考対策が必要であること
  2. エージェントとファームの関係性で、内定率が変わること

各ファームによって、異なる選考対策が必要であること

各コンサルファームによって、選考の進み方が大きく異なるケースがあります。

また、ケース面接などもファーム特有のものになるので、志望度の高いファームについては個別の対策が必要になってきます。

その際に、エージェントから、過去の転職実績などを踏まえてしっかりと対策支援をしてもらうことは、書類通過率に大きく影響してきます。

そのため、応募するコンサルの選考について熟知をしているエージェントを利用することは非常に重要です。

エージェントとファームの関係性で、内定率が変わること

エージェントとファームの人事担当者の関係性が深い場合は、応募者の書類通過率・内定率に影響します。

書類通過率には、各ファームの採用状況(募集状況)などの情報をいち早く入手することが重要であるため、ファームとの関係性を築けているエージェントを利用するかどうかは大きく影響してきます。

また、書類通過後に関しても、応募者の面接後にエージェントからファームにフォローをしてくれるなどで、オファーを出されるケースが多々あります。

本質的ではありませんが、ファームの人事担当者も人間です。

付き合いや関係性を含めて、「このエージェントがプッシュする応募者なら信頼してもいいか」となります。

そのため、志望するコンサルファームとの関係性を築いているエージェントを利用することも、非常に重要です。

まとめ

今回はコンサルファームへの転職における書類通過率についてご紹介しました。

コンサルへの転職は難易度が高い故に、書類選考の突破率は非常に気になる部分だと思います。

また、書類通過率を事前に把握しておくことによって、どのファームから応募をするのか、コンサル以外の滑り止め企業に応募するのかといった今後の計画を立てやすくなります。

転職活動を成功させるためには、開始時に情報を収集し計画を立てることが重要となるため、今回ご紹介した書類通過率を参考にして頂ければと思います。