コンサルタント業務

総合系コンサルティングファームで求められる・必要な英語力とは?

総合コンサルタント英語

総合系コンサルティングファームで求められる・必要な英語力とは?

コンサルティングファームで働く上では、英語力が必要だと思われることが多いです。

特に外資系コンサルティングファームは、「選考の段階で英語力がないと転職できないのではないか?」、「入社後のプロジェクトは英語を使う場面が多くついていけないのではないか?」といった疑問を持たれています。

たしかに、一般的な企業と比較をすると英語を使う機会が多く、特定の部署だけでなく全コンサルタントに英語力を求めるファームも存在しています。

 

しかし、コンサルティングファーム毎に注力している領域や分野が異なり、それに合わせて求められる英語力も変わってきます。

今回は、総合系コンサルティングファームではどのくらいの英語力が必要なのかについて、下記の点を踏まえてご紹介します。

  • 総合コンサルの転職に必要な英語力
  • 総合コンサルのプロジェクトではどのくらい英語が使われるか

尚、私がコンサル入社後に2ヶ月でTOEICの点数を800点にした方法は下記でご紹介しています。

総合コンサルファームへの転職で必要な英語力

総合コンサルファームへの転職では、一定程度の英語力が求められます。

厳密に言うと、英語力があると転職に有利になります。

つまり、英語力が全く無くても転職することは可能です。(現に私は、選考時のTOEIC点数が300点でした)

 

そもそも英語力とは、大きく下記の2種類に分けることができます。

  1. ビジネスレベルで会話・読み書きができ、TOEICの点数が高い
  2. TOEICの点数が高い(会話は日常会話レベル以下)

総合コンサルへの転職では、上記の1があれば非常に有利になり、2の場合はやや有利になります。

総合コンサルでは英語を使うプロジェクトもありますが、使わないプロジェクトも多く存在しています。

そのため、英語力が無いと転職できないということはありません。

 

しかし、ファームからすると英語を使える人材はアサインできるプロジェクトがより多くなるため、あるに越したことはありません。

特に、TOEICの点数については面接の際に確認されるケースが多く、一定程度の点数は保有しておくほうが選考突破率は高くなります。

総合コンサルへの転職で有利になるTOEICの点数とは

総合コンサルへの転職で有利になるTOEICの点数は、700点以上が目安となっています。

特にBIG4やアクセンチュアなど外資系の総合ファームについては、グローバルでのナレッジ共有やクロスボーダー案件があるため、上記の点数以上を保有している場合は、選考の段階でも多少は評価されます。

とはいえ、700点というのはあくまで最低ラインとなっているので、「問題ないよね」という評価になるケースが多いです。

そもそも、TOEICの点数が高い=英語ができるという判断にはならないので、「英語の基礎ができているな」くらいに捉えられるという認識が正しいでしょう。

総合コンサル入社後に必要な英語力とは?

配属される部門やプロジェクトにもよりますが、総合コンサルでは英語力が必要な場合と、そうではない場合が極端に分かれているということです。

つまり、必要な人はずっと必要だし、その逆も然りです。

具体的に言えば、下記のようなケースでは「ビジネスレベルの英語力が求められる」ことが多いです。

  • 戦略やM&A部門に所属している
  • 海外にビジネス先を持つクライアントが多い部門に所属している

戦略やM&A部門はクラアインとの海外進出支援を行ったり、グローバルなナレッジ資料を参考にすることが多いためです。

クライアントのビジネス先が海外が多いという場合も、コンサルが現地に出張に行ったり、現地の調査資料を読む必要があるため、英語を使う機会が多いです。

 

一方で、全く英語を使わないケースも多々あります。

総合コンサルは国内案件もかなり存在しており、英語を一切使わないというケースも多いです。

そもそも英語を一切使えないというコンサルタントも少なくありません。

しかしながら、アクセンチュアやBIG4など大手総合コンサルについてはTOEICの最低取得点数が定められている場合が多いです。

700点~800点以上を取得していないと評価が減点されるといった仕組みになっていることが多いため、ビジネスレベルの会話ができない場合でも、TOEICの点数はある程度伸ばしておく必要があります。

まとめ

今回は、総合コンサルティングファームへの転職や入社後に必要な英語力についてご紹介しました。

前述の通り、応募or配属される部門にもよりますが、総合コンサルファームでは英語力が必須というわけではありません。

特に総合ファームに関しては、IT系の人員を拡大していることもありコンサルタントの英語レベルにはバラつきが出ているのが現状です。

しかし、コンサルタントとしてアサインしてもらえるプロジェクトの幅やコンサル後の人生を含めた自身のキャリアアップを考えた際に、英語力があることは高い価値につながります。

総合コンサルファームへの転職を検討している方は、応募前に少しでもTOEICの点数をあげて選考突破率を高めることをお勧めします。