広告業界・代理店への転職に強い5つのエージェント比較
今回は、電通や博報堂、ADKといった広告会社・広告代理店への転職に強い転職エージェント総集編ということで、ランキング形式で比較をしていきます。私自身が多くのエージェントに訪問してきたので、そういった実体験も踏まえておすすめを紹介できればと思います。
広告代理店への転職活動は転職志望者が多い分、他の業界よりも狭き門となっています。
私自身、通信キャリア→広告代理店→外資系コンサルティングファームという経歴であり、広告代理店への転職活動では人気業界故に質の高い転職エージェントを活用したことが内定獲得に大きく影響したと感じています。
広告代理店へどうしても転職したいと考えている方は、広告業界に精通し、内定を獲得するための情報やノウハウを持っているエージェントにを活用することが内定獲得の近道です。
今回は広告業界・広告代理店への転職で本当に信頼できるエージェント5つを解説します。
広告業界への転職で登録すべき転職エージェントTOP5
お勧めランク1位:マスメディアン(電通、博報堂など大手広告代理店の希望者は登録すべき)
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書類/面接サポート |
まず、私のオススメランク1位は「マスメディアン」です。
マスメディアンはWeb・広告・マスコミ業界特化型の転職エージェントです。
求人数が2000件以上と豊富で、広告・マスコミ転職業界では言わずと知れたエージェントなので、本気で広告代理店や広告業界を目指す人なら、絶対に登録してほしいエージェントです。情報量・質のどちらをとっても、広告業界専門のエージェントでNo.1だと思います。
電通、博報堂、ADK、大広、Jeki(ジェイアール東日本企画)、TFC(東北新社)といった大手広告代理店への転職を多数実現しています。
その理由は、下記の3つです。
- 4万人の転職実績があり、広告業界への転職情報を保有している
- 大手広告代理店の求人が豊富
- 広告専門の転職エージェントでは先駆け的存在であり業界との繋がりが強い
広告業界の著名メディア「宣伝会議」グループなので、最新の広告業界転職事情に詳しく、最新の広告業界動向や求人情報を教えてもらうことができます。
また、マスメディアンは大手総合代理店の求人が多く、転職実績も多く保有しています。過去の転職志望者が面接でどういった質問をされたのか、どのような受け答えをすると内定に近づけるのかといった情報も広告代理店ごとに把握しているため、面接前の対策も十分に行うことが可能です。
一報で、模擬面接といったサポートについては大手の総合転職エージェントと比較するとイマイチです。
その理由は、キャリアコンサルタントが担当する1人当たりの転職希望者が非常に多いためです。マスメディアンは大手と比較してキャリアコンサルタントの数は多くありません。そのため、転職希望者1人に割ける時間というのは限られています。
もし、模擬面接などのサポートをかなり手厚く受けたいと考えている場合は、そういった点では期待通りにならないケースもあります。
しかしながら、広告業界への転職に欠かせない情報はかなり保有しているため、確実に登録しておきたいエージェントの1つと言えるでしょう。
お勧めランク2位:シンアド(デジタル系、サイバーエージェント、オプトなどインターネット代理店希望者は登録すべき)
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おススメランク2位は「シンアド転職エージェント」です。
マスメディアン同様に、広告・WEB業界に特化した転職エージェントです。
ただ、シンアド転職エージェントの特徴・強みとしては、デジタル系の広告代理店やベンチャー企業などの転職に強いという点です。シンアドは、大手総合広告代理店のデジタル部門やサイバーエージェント、オプト、セプテーニといったインターネット専業代理店の求人を数多く保有しています。
近年、大手広告代理店がデジタル部門を会社として独立させるなど(電通デジタルや博報堂DYデジタル)、デジタル広告の立ち位置がますます重要になってきている中で、そういった案件に強みを持っていることは大きな特徴です。
シンアドのキャリアコンサルタントには、元インターネット広告代理店の人や前述のマスメディアン出身の人も在籍しており、タレントとしても非常に心強いと言えます。電通デジタルやサイバーエージェントといったデジタル系の広告代理店に行きたいという人は、一度シンアドのコンサルタントと面談をすべきです。
お勧めランク3位:リクルートエージェント
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3位は転職業界の最大手「リクルートエージェント」です。
大手エージェントは、広告業界など専門特化ができていないイメージがありますが、実は広告業界専門部署があるなど、中規模の広告・WEB専門エージェントよりも転職実績が豊富です。加えて、他業界の転職ノウハウを持ち合わせているため、非常に安定感のあるエージェントです。
広告業界の求人案件も1万件以上あり、これはエージェント業界でもトップクラスの案件数となっているため、希望している広告代理店の求人のほとんどを保有していると言って過言ではないでしょう。
リクルートエージェントの最大の強みは、以下の2点です。
- 広告業界専門部署がある
- 他業界の転職ノウハウも活用した対策支援ができる
前述の通り、リクルートは大手エージェントですが、広告業界の専門部署があるためコンサル対策に特化した支援を受けることができます。
私の同期でも、数人はリクルートエージェント経由で博報堂やADKに転職しています。
その一方で、リクルートエージェントはキャリアコンサルタントの質が疎らであることは弱点とされています。前述の通り広告業界専門の部署があるものの、大手故に部署移動等で配属された新人のキャリアコンサルタントが担当になった場合は情報力という点で他エージェントに劣るケースも見受けられます。
しかしながら、転職候補先の企業の選考のポイントや社風他、求人票だけであわからない詳細な情報がわかるAGENT report(エージェントレポート)や転職面接のノウハウを転職のプロが解説する面接力向上セミナー、転職活動の応募状況や進捗が一目でわかるPersonal Desktop(PDT)等のサポートが豊富なため、キャリアコンサルタントに依存せずに情報を集めることは可能です。
また、広告業界においても面接で質問される内容はオーソドックスなものが多いため、基本的な面接対策をする分にはリクルートのサポートがあれば十分でしょう。
お勧めランク4位:ワークポート(ネット広告代理店に強い)
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4位は「ワークポート」です。
『ワークポート』は、Web・ネット広告業界の転職支援に強いエージェントです。
スマートフォン広告やアドテクといったWeb広告の分野に強く、エージェントとしての実績ベースでは、「転職相談実績25万人」となっています。
大手転職エージェントであるdodaやリクルートエージェントと比べると知名度は劣りますが、IT・Web広告の分野においてのサポートの質や紹介求人数においては高評価です。
ワークポートでは「転職コンシェルジュ」と呼ばれるキャリアアドバイザーが、面接・書類作成アドバイスなどあなたの転職を成功に導くための支援を徹底的にしてくれるなどサポートが非常に手厚いと評判です。
Web業界の求人数では最大規模なので「サイバーエージェント」「オプト」「セプテーニ」といった、Web広告企業へ転職を志望している場合は登録をおすすめします。
お勧めランク5位:広告転職.com
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おススメランク5位は「広告転職.com」です。
広告転職.comは、運営開始から10年の歴史を持つ広告代理店、制作プロダクション、PR代理店、web関連会社などに特化した転職エージェントです。広告業特化の中堅エージェントのため、求人数は他の転職エージェントと比較すると若干少ないですが、大手広告代理店やインターネット広告代理店への転職仲介実績はトップクラスです。
広告転職.comの特徴・強みは下記の点です。
- 自身で広告代理店の求人を検索して直接応募できる
- 広告代理店だけではなく、制作会社への転職支援実績も豊富
転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談し、公開・非公開含め豊富な求人の中から、条件を満たす広告代理店を紹介してもらう転職エージェントのサービスと転職サイトの両方を使用することができます。
またホームページ上では総合広告代理店だけではなく、専門広告代理店や未経験歓迎の求人を絞り込むことができる他、広告代理店のキーマンに広告業界の未来について聞くインタビュー企画など、広告代理店への転職を目指す人にとって、役立つサービスやコンテンツが充実しており、情報収集にも役立ちます。
有名制作会社や大手広告代理店に人脈があり、『グーグル』や『サイバーエージェント』といった大手企業の求人掲載実績もあります。総合広告代理店、営業系、未経験歓迎など、さまざまな条件から検索することができるため、職種が幅広い広告業界であっても理想の求人が探しやすいといえます。
『広告転職.com』に掲載されている公開求人に応募して入社が決まった場合、転職お祝い金1万円を受け取れるのも特徴の一つです。
転職エージェントを選ぶ上での大切な基準
では、先ほどご紹介した転職エージェントを選ぶ上でどのような点を重視したのかについてご説明します。つまり、エージェント選びの基準について解説したいと思います。
転職を成功させるために、エージェントに求める条件とは何でしょうか?
私は下記を重視しました。
- 広告業界内部の情報を多く保有している(求人トレンドも含めて)
- 広告業界の転職事情に関する情報を保有している(面接の内容など)
- 書類や面接のサポートが手厚い
①広告業界内部の情報を多く保有している
やはり、エージェントを使う一番の理由は”情報”を得ることです。
広告業界や広告代理店内部の情報というのは、広告代理店https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13023121/毎の違いや組織体系、求人トレンドについての情報です。
例えば広告業界には様々な職種がありますが、その違いを明確に理解できている転職希望者は多くないと思われます。また、同じ職種でも広告代理店によって具体的なミッションや業務内容が異なるケースが多々あります。
そういった場合、各広告代理店の特徴や内部の状況をしっかりと理解したエージェントに正しい情報を提供してもらい、転職活動の参考にすることが非常に重要です。
②広告業界転職事情に関する情報を保有している(面接の内容など)
転職事情は、面接の内容に関する情報を指します。
面接でどういった質問がされるのかやケース面接の内容について情報を持っていることも重要です。
それによって、面接対策の充実度が大きく変わります。
③書類や面接のサポートが手厚い
最後に記載した面接や書類へのサポートはそのままです。
例えば、ケース面接についてディスカッションの対策をしてもらえるようなエージェントかどうか?ということです。
広告業界の転職書類や面接は、通常の事業会社よりも難易度が高いためしっかりとした対策をする必要があります。
また、広告代理店によって選考形式が異なるため、志望度が高いファーム用の対策も必須となってきます。
その際に、自分だけの力で対策をするのはリスクが高すぎるため、絶対に転職エージェントを活用すべきです。
エージェントによって得意なファームがあるので、自分の志望度に合わせたエージェント選びをすることが重要です。
まとめ
今回は、広告業界・広告代理店の転職に強いエージェントを5つご紹介しました。冒頭でもお伝えした通り、広告業界は非常に人気が高く転職難易度も高い業界です。そのような状況で第一志望の代理店からしっかりと内定獲得するためには、広告業界の転職に精通しており、過去の実績に基づいて成果が出せる転職エージェントを活用することが必須です。
以上、転職エージェントについて書きましたが、一生にそう多くはないキャリアチェンジを成功させるためにも、より多くのエージェントやサイトを見て自分で判断することが重要だと思います。
焦らずに、より多くの選択肢を並べて検討することをお勧めします。