コンサルへの転職で失敗しないタイミング・時期は?
コンサルへの転職は「いつがベストなのか?」と悩んでいる方は多いかもしれません。
私自身、コンサルへ転職をするために、1年ほど準備をした経験があります。
コンサルティングファームは、基本的には通年採用を行なっているため、応募すること自体はどのタイミングでも可能です。
しかし、志望度の高いファームがその時に求めている人材像とマッチしていなかったり、積極的に採用をしていないタイミングの場合は書類で落とされてしまいます。
私も、未経験若手を求めていないという理由で書類で落とされたファームもありました。
それだけ、コンサルへの転職を失敗させないためには、時期とタイミングが重要になります。
そこで今回は、コンサルファームへの転職で失敗しないための時期・タイミングについて書きたいと思います。
ちなみに、タイミングとは下記の2つの意味それぞれについて触れていきます。
- 1年間の中でのベストなタイミング(何月か)
- 人生の中でのベストなタイミング(年齢的な)
コンサルファームの中途採用は通年行われている
前述の通り、コンサルファームの採用は基本的に1年中行われています。
もちろん、他の事業会社も1年中募集をしているところは多いですが、実は採用に積極的ではなかったり・・ということが多々あります。
一方、コンサルファームは1年間を通して採用に積極的です。
そのため、「絶対にこの時期だけは応募できない」ということはあり得ません。
そういった意味では、タイミングという意味でのチャンス自体は、かなり門戸が広いと言えるでしょう。
とはいえ、当然、採用の目標人数などがあるので、募集枠が増減ということはしょっちゅうあります。
では、「1年間の中でどの時期が最も入りやすいのか?」について紹介します。
1年の中でコンサルへの転職を成功させやすい時期
コンサルからのオファーを貰いやすい時期は、大きく2つあります。
- コンサルファームの年度末(3月、6月、9月)
- コンサルファームが積極的に採用している時期(不定期)
それぞれについて、解説していきます。
コンサルファームの年度末(3月、6月、9月)
これはコンサルファームに限らずですが、応募する企業の年度末というのは採用人数も多くなりがちなので、オファーを獲得しやすくなります。
理由は、その年度の採用予算を使い切らなければならないからです。
企業は、期初のタイミングで1年間にいくらという採用予算を組みます。
基本的には、それを使い切らなければいけないため(特に人事部)、年度末で予算が余っている場合は採用人数が増える傾向にあります。
そして、大体の場合は採用予算が年度末に余っているのです。
なぜなら、早いタイミングで予算を使いすぎてしまうことが最もリスクなので、特に年度の上半期は月間で採用する人数を抑える傾向があります。
毎月の採用目標人数の計画通りに進めばいいのですが、そんなことはほぼあり得ないので、年度末に予算が余るという現象が発生します。
コンサルの年度末とは、事業会社と同様に”3月”が多い傾向にあります。
しかし、ファームによっては5月だったり、9月だったりとバラバラのケースが割とあります。
外資系などは、年度末が通常の事業会社と異なる可能性もあるためです。
そのため、コンサルからオファーをもらいやすい時期は、3月、5月、9月などのケースが多いです。
詳細は、コンサル専門の転職エージェントに聞けば教えてくれるため、しっかりと確認しておきましょう。
コンサルファームが積極的に採用している時期(不定期)
1年間の中で、コンサルが積極的に採用をしている時期があります。
これはファームによって異なるため、具体的に何月というのは言えませんが、採用人数を増やしている時期、未経験などの採用強化時期などがあります。
これは、非公開情報なので転職エージェントしか持っていない情報です。
そのため、転職エージェントとしっかり話してタイムリーな情報を得られるようにすることが大切です。
人生の中でコンサルへの転職を成功させやすい年齢的なタイミング
私のようなものが偉そうなことを言うのは気がひけるのですが、人生のキャリアにおいてコンサル転職に適したタイミングはあります。
年齢という意味では、20代~30代です。
20代でコンサル転職する場合
未経験の場合は、20代前半が最も確率が高いです。
やはりそれだけポテンシャルが高いですし、コンサル経験がない場合はなるべく早い年齢で転職するのが適しています。
30代でコンサル転職する場合
ある程度、経験が求められます。
しかし、必ずしもコンサルとしての経験が必要なわけではありません。
一言で言えば、コンサルへの転職理由=志望動機がしっかりと固めた段階が、最も成功率が高いでしょう。
例えば、私は志望動機で以下のように伝えていました。(私は20代でしたが)
前職の広告代理店時代は、顧客の事業課題まで解決できなかった。
そういった部署を立ち上げて、挑戦したが、広告代理店という性質上、それを専門性を持ったビジネスとしてサービス提供していくのは限界があった。
そのため、コンサルに転職したい。
つまり、「前職でコンサル的な経験をするための挑戦をした」という努力があると、非常に有利になります。
なので、そういった経験をして面接で伝える志望動機が仕上がったタイミングは、コンサルへの転職成功率が高まります。
まとめ
今回は、コンサルへの転職で失敗しないタイミングや時期について紹介しました。
ベストなタイミングには、1年間という短いスパンでの視点と、数年のキャリアにおける年齢的な視点があります。
自分の現状を客観的に分析し、戦略的な転職活動をすることで、コンサルからのオファー獲得率を高めることをおすすめします。