アビームコンサルティング

企業概要

2003年にデロイトコンサルティング及び監査法人トーマツから分離し、日本発（アジア最大級）のグローバルコンサルティングファームとして創業。

継続的な企業価値向上・経営課題解決を目的とした、戦略/経営/業務/ITコンサルティングを行っている独立系総合コンサルティングファームである。

経済成長著しいアジアを中心として、世界33カ国65拠点に広がるグローバルネットワークを有している。また28ヶ国58拠点に提携パートナーを持ち、各地域の文化や価値観・商慣習を把握することによる最適なソリューション提供を特徴とする。

直近でも2012年に中国・大連に３つ目のGDC（グローバル・ディベロップメント・センター）を設立、2013年にブラジルオフィスを開設するなど、グローバル展開を推し進め、成長戦略を描いている。

日系ファームということもあり、日系企業の文化と外資系企業の文化が調和された社風であることも特徴。特に日本企業の文化・風土を理解しているという強みを活かし、日本企業のグローバル展開の支援プロジェクトに実績を多く持つ。

NECと戦略的資本提携も実現し、戦略、業務改革、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約4,000名を超えるプロフェッショナルを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、公共事業などの分野を担うクライアントに対し、幅広いコンサルティングサービスを提供している。

設立	1981年
公式サイト	https://www.abeam.com/jp/ja
本社所在地	東京都千代田区丸の内1丁目4-1丸の内永楽ビルディング
代表者	岩澤俊典
社員数	4,961名
事業内容	・マネジメントコンサルティング（経営診断・戦略立案・M&A・アライアンス）・ビジネスプロセスコンサルティング（業務改革・組織改革・アウトソーシング）・ITコンサルティング（IT 戦略・企画立案・システム開発・パッケージ導入・保守）・アウトソーシング

アビームコンサルティングの大きな特徴は下記の2点である。

日本本社のコンサルタントが世界各地に飛び、現地のコンサルタントとチームを組んで、プロジェクトをリードしながら、新たなソリューションを生み出し提供している。

総合コンサルファームだからこそ、戦略立案・構想策定から、業務改革・設計、システム開発・導入まですべての領域を手掛け、尚且つ全業界、全業務領域におけるコンサルティングサービスをカバーしている。

組織構成においても、業界別組織（製造など）と手法別組織（戦略など）に分かれており、クライアントの課題に合わせて部門を跨いだチームを組み、課題解決を支援している。

さらに、アビームの強みとしては下記の3つがあげられる。

創業以来、アビーム社員が心がけていることはリアルパートナーとしての支援をすることである。

どんな局面でもクライアントの目標達成を第一に考え、責任を持って最後までやりきることを重視している。戦略コンサルティングファームにありがちな、戦略策定を行い、頭ごなしに企業カルチャーを否定するやり方とは一線を画している。

顧客の現場の状況や文化をしっかりと理解した上で、あくまで実行可能なチェンジマネジメントを行うことを目指している。

アビームコンサルティングはERPやSAPといったシステムを活用した業務効率化プロジェクトに定評がある。

特に、製造業や金融業界のシステム案件が多く、IT領域支援においては豊富な実績がある。

前述の通り、アビームはITコンサルティングに大きな定評があるため、さらなる強化を図るためにNECと戦略的提携（NECが出資）をしている。

この提携によって、営業チャネルと顧客基盤が増大し、協業案件においてトータルソリューション提供力（グローバル展開の際の拠点開発、サポート等）が増強した。

また、上記以外でも、アビームは日系ならではの働きやすさがあることで社員満足度も高い。

外資系ファームと比較して、人を育てようという意識が強く、他ファームよりも定着率が良い。実際にアビームに所属している人も雰囲気の柔らかい人が多いと評判である。

さらに、コンサルファームとしては珍しく、ワークライフバランスを支援するキャリアパスや支援制度があり、女性も活躍できる環境が用意されている。

そういった取り組みに積極的であることから、働きがいのある会社ベストカンパニーにも選ばれている。