アビームコンサルティングの平均年収
アビームコンサルティングの平均年収は、約800万~900万/31歳とされています。
総合コンサルファームの中では、ベイカレントと同様に日系発のファームとして有名です。
BIG4やアクセンチュアと比較すると、少し年収水準が低いです。
その理由は、アビームコンサルティングがIT案件に特化しており、戦略系プロジェクトと比較するとコンサルタントの単価が低いということに起因していると考えられます。
新卒初任給も400万~とコンサルファームの中では非常に低い状態からスタートします。
しかしながら、マネジャー以下のスタッフについては、残業代が全額支給されるため、労働時間によってはかなり年収が高くなるかもしれません。
賞与(ボーナス)は年に2回支給される仕組みとなっており、それぞれ2か月分ほどの額になるため、約50~100万前後となっています。
また、知人の話を聞くところ、デロイトと同様に2018年度になって給与改正があったようです。
これはIT人材の確保のためと考えられますが、年収単位で今までの10%ほどあがっているということなので、他ファームよりも高くなる可能性があります。
新卒で入社した場合の初任給は約560万、30歳前後で約1,000万をもらえるケースが多いです。
アビームコンサルティングの役職別年収
役職 | 年次(順調推移) | 年収(推定) |
アナリスト | 1年目~2年目 | 400万円~500万円 |
コンサルタント | 2年目~5年目 | 500万円~600万円 |
シニアコンサルタント | 5年目~8年目 | 600万円~900万円 |
マネージャー | 8年目~11年目 | 900万円~1200万円 |
シニアマネージャー | 11年目~ | 1200万円~1500万円 |
ディレクター | 1500万円~2000万円 | |
プリンシパル | 2000万円~ |
アビームの役職改装は約7ランクにわかれています。
初任給は、新卒で入社した場合はアナリストになるため、400万からのスタートです。
中途の場合はコンサルタントからスタートするため、500万となります。
年収だけ見ると、かなり水準が低く感じられます。
コンサルタントは上限500万というのは他ファームと比較しても少ない方かもしれません。
しかし、年収+ボーナス+残業代が最終的にもらえる金額になるので、ここよりもかなり増えると認識するのが良いでしょう。
昇進スピードは他ファームと比較して、大きく変わりはなく、大体が2~3年スパンでのプロモーションとなります。
アビームで働く知人が数人いますが、全員がシニアコンサルタントまでは問題なくプロモーションできています。
その理由は、外資ではなく日系コンサルであることや、システム系案件が多く、コンサルタントのバリューに差がつきづらいということが考えられます。
基本のベース給は低水準ですが、残業代や働き方を考えるとコスパが良いファームと言えるでしょう。
アビームコンサルティングのボーナス(賞与)
アビームコンサルティングは年2回の賞与(ボーナス)が支給されます。
月給の2~4か月分が支給されるので、役職がコンサルタントの場合は約50~100万円となります。
そのため、コンサルタントの年収は残業代を抜くと500万+50万くらいがベース給です。
他役職の場合、金額の目安は年収の10%~20%となります。
ただし、賞与はパフォーマンス給でもあるため、プロジェクトの状況や業績によって変動はあるでしょう。
アビームコンサルティングの残業代制度
アビームは、コンサルの中では珍しく残業代が全額もらえる制度になっています。
そのため、働く時間によっては年収が1.5倍まであがることもあります。
ベースの年収が低い分残業代が全て出るため、他ファームの同じ役職と比較をした場合でも、年収が高くなる可能性があります。
そのため、最終的にもらえる金額は年収+ボーナス+残業代となり、コンサルタントの場合は、約550万+残業代です。
アビームコンサルティングの福利厚生制度
各種保険 | 健康保険 厚生年金 雇用保険 労災保険 各種社会保険完備、財形貯蓄制度、団体生命保険など |
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諸手当 | 通勤手当、退職金制度、公認会計士企業年金、出産祝い金(第3子以降に100万円) |
休暇 | 慶弔休暇 年末年始 有給休暇 年次有給休暇(初年度13日)介護休暇、裁判員休暇 配偶者出産休暇、産前産後休暇、マタニティ休暇、子育て支援休暇、子の看護休暇 |
その他 | 健康保険組合カフェテリアプラン、資格取得一時金制度、ワークライフバランス支援制度(育児支援、介護支援等) |
アビームコンサルティングは、コンサルファームの中では珍しく福利厚生が非常に充実しています。
例えば、退職金制度は戦略・総合ファームを見渡しても支給しているファームはほとんどありません。
また、出産祝い金やマタニティ休暇、配偶者出産休暇、子供の看護休暇など女性や子供を持つ社員にとってとても働きやすい制度が整っています。
出産祝い金などは普通の会社でもよくありますが、第3子以降に100万円を支給したり、子供の看護休暇などは通常の事業会社よりも恵まれた育児環境だと言えるでしょう。
家賃手当などはありませんが、外資系ファームと比較して長く働き続けられる福利厚生は1つのメリットとなっています。
アビームコンサルティングの転職に強いエージェント
最後に、アビームコンサルティングへの転職成功率が高くなるおすすめのエージェントをご紹介します。
アクシス(AXIS)コンサルティング
アクシスコンサルティングは総合ファームへの転職に非常に強いエージェントです。
コンサル専門の転職エージェントとして、大手3番手ほどで、アクセンチュア・デロイト・PwC・アビームなど総合系ファームへの転職支援実績が豊富です。
総合評価 | |
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アビーム転職に強い理由 | アクシスコンサルティングがアビームの転職に強い最大の理由は、アビームを含む総合系ファームへの転職支援実績が圧倒的に多いことです。
転職支援実績が豊富であることから、下記のようなメリットを享受することができます。
アビームの選考では、ケース面接を実施されることが多いです。 ケース面接は、過去の出題を見るなど対策をしないと攻略がとても難しいです。 しかし、アクシスはアビームへの転職支援実績が非常に多いので、ケース問題の傾向や、面接の質問内容などに合わせた対策を行ってくれることがあります。 2点目については、アクシスコンサルティングのアビームへの転職支援実績が多いことから、アビームの採用担当者との繋がりが非常に強いと言われています。 仮に転職者が面接で当落選上にいる場合、アクシスが転職者を強く推薦(プッシュ)することでオファーに至るというケースが多くあります。 こういった理由から、アクシスコンサルティングはアビームへの転職に強いエージェントとされています。 |
アクシスの強み・メリット |
アクシスコンサルティングを使うメリットは、下記の2点です。
アクシスコンサルは、書類添削や選考対策など、ファームごとの傾向を踏まえて対策を行ってくれます。 コンサル専門エージェントの最大手では無い分、1人1人へのサポートが手厚いと評判です。 書類添削はもちろんですが、模擬面接等も行ってくれます。 2週間に1回などで行ってくれるケースもあるため、面接慣れや自身の棚卸しをすることができます。
また、もう1つの強みは、総合コンサルファームとの繋がりが非常に強いことです。 アクセンチュア、デロイト、PwCなどへの転職実績が豊富で、ファームの人事担当者とも繋がりが強いです。 そのため、面接後にアクシスコンサルが応募者をプッシュすることで内定に至るケースが多々あります。 |
リクルートエージェント
転職業界の最大手エージェントです。
大手エージェントは、コンサルに強くないイメージがありますが、実はコンサルティング業界専門部署があるなど、中規模のコンサル専門エージェントよりも総合ファームの転職実績が豊富です。
総合評価 | |
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アビーム転職に強い理由 | リクルートがアビームへの転職に強い理由は、アクシスと同様にアビームへの転職支援実績が豊富であるためです。
また、リクルートエージェント経由でデロイトに応募する人数はとても多いため、アビームの採用状況や面接の質問内容などの情報が入ってきやすいというのも理由としてあげられます。 また、リクルートエージェントにはコンサル対策用の専門部署があり、総合系ファームの情報などが多く集まっています。 そのため、アビームと他BIG4やアクセンチュアを比較した際の、アビームの特徴や強みなども教えてもらうことができます。 |
リクルートの強み・メリット |
リクルートエージェントの最大の強みは、以下の2点です。
前述の通り、リクルートは大手エージェントですが、コンサル業界の専門部署があるためコンサル対策に特化した支援を受けることができます。 私の同期でも、5人中3人がリクルートエージェント経由でコンサルに転職してきています。 特に総合コンサルは採用人数が多い分、転職実績も豊富となっており、選考対策も総合コンサルに特化した支援を受けることができます。 また、転職エージェントの最大手であるため、他業界の転職ノウハウも豊富です。 大手エージェントは専門性が無いように思われがちですが、中規模のコンサル専門エージェントよりもコンサル転職の実績といった面で、非常に安定感があります。 |
まとめ
今回は、アビームコンサルティングの年収・給与について役職別にご紹介しました。
コンサルへの転職を検討する際に、年収がどのくらいになるのかは非常に重要な要素です。
また、残業代や福利厚生制度に関しても他コンサルと比較する上では検討すべき事項になるでしょう。
今回ご紹介した内容を参考に、悔いのない転職活動をして頂ければと思います。