【内定獲得した例文公開】広告代理店へ転職するための志望動機の作り方・書き方
広告代理店への転職は応募する企業に対する「志望動機」が非常に重要なトピックになります。面接で聞かれる内容は「過去」「現在」「未来」の質問です。過去に関しては自分の経験ですので、受ける企業によって大きく変える必要はありません。現在の「転職理由」も同じく重要になります。転職理由が他責は内容では悪い印象を与え、面接官は転職理由が自責かどうかを見極めております。
志望動機に関しては応募する企業の研究を行い、その会社でないといけない理由がないと企業に対して入社したい想いが伝わりません。
本記事では実際に内定を獲得した例文を交えて「志望動機」の重要性をお伝えします。志望動機は競合他社ではなく、応募するその企業でないといけない理由が重要になります。
広告代理店から内定獲得した志望動機・理由をご紹介
実際に内定を獲得した例文を紹介します。
WEBデザイナーの例
貴社のHPを拝見し、貴社が創業以来ずっと女性に寄り添い、多様化するニーズに応え続けてこられたのだと知り、そのものづくりへの高い意識に感動しました。
自分もそのものづくりに携わりたいと思ったため、貴社を志望いたしました。私は今まで様々なデザイン制作に携わってきましたが、特に女性向けのデザインを得意としており、貴社のクリエイティブ業務に貢献したいと考えております。
WEBマーケティングの例
現職では通販会社にて顧客データの分析、及び会員向けマーケティング施策の企画立案・実行を担当しています。
御社を志望した理由は
「様々な人の質を上げられるようなモノ・サービスの運営に携わることが出来る。」
「今までとは異なる業界でのマーケティングを通し、自己のスキルアップを図ることが出来る。」
といった理由です。自分の経験を活かし、さらに成長出来る環境で頑張りたいと思っております。
制作進行管理の例
貴社であれば、これまで以上にコミュニケーションデザインを共に考え、共に取り組み、一人でも多くの人から信頼される人材を目指せると感じたため、このたび志望いたしました。
前職ではカタログの制作進行管理を中心に業務管理を担当してまいりました。業務を遂行するうえで、どうすればコミュニケーションを円滑に設計できるのか、どうすればクリエイティブを追求いただけるのかを考え、様々なサポートをしてまいりました。
制作進行管理によって培った調整力は、より良き制作業務を支えるために不可欠な設計・実行力であると自負しております。これまで経験を活かし、コミュニケーションデザインを縁の下から支える人財での更なる活躍を目指します。
広告代理店の志望動機作成の4つのポイント
面接で必ず聞かれる志望動機には重要なポイントが4つあります。
その4つの項目について、自分なりに掘り下げて整理する必要があります。
- なぜ広告業界を志望しているのか
- 広告業界の中でも、なぜその企業でないといけないのか
- 自分の経験の中で、どのスキルを即戦力として活かせられるのか
- 自分の将来の目標や夢に対して、応募する企業であれば実現出来るか。出来るのであれば、5年後、10年後にどうなっていたいか。
広告業界じゃないといけない志望動機になっているか?
なぜ広告業界でないといけないのか。最も軸となることです。
様々な業界がある中で広告業界に対する想いを伝えることが重要です。広告業界に対してどういう考えを持っているか。
例えば広告業界は決まった商品や売るモノがなく、0からお客様の課題を見つけ、自分でアイデアを出し、商品サービスを作り出します。0からサービスを作り出す仕事です。
他には広告業界は一人ではサービスを作り出せません。チームプレーの仕事です。チームプレーで仕事をしたい人にとっては広告業界は面白みのある仕事だと思います。
また広告は常に変化し続けます。新しいトレンドにアンテナを張り、いつも面白いことや新しいことを考える仕事です。アイデアを考えることが好きな人にとっても広告業界でないといけなり理由に繋がります。
その広告代理店じゃないといけない志望動機になっているか?
広告業界の理由が明確になれば、次の作業は「その会社でないといけない理由」を考えることです。具体的には競合他社や数ある広告業界の企業の中でも、なぜ貴社を選ぶのか。
志望動機とは「その企業でないといけない明確な理由」です。転職活動は複数の企業を同時に受ける方がほとんどです。
また面接では志望動機はどの企業も同じようなありきたりな理由の述べる方が多く見られます。その中で志望動機がラブレターのように相手の胸に刺さるような熱い理由であれば、同時にその企業に応募している人との差別化になり、一歩抜けることが出来ます。
必ず競争相手はいます。相手の勝つためにはスキルはもちろんですが、「絶対に入社したい」という強い気持ちが大切です。
志望動機は2つの構成から作成する
志望動機は2つの構成から作成することが求められます。この2つの構成を入れることが出来れば、「その企業でないといけない唯一無二の志望動機」となります。
1つ目は「広告代理店でこのような仕事がしたい」という自分の想いです。広告代理店であればどういう願いが叶えられるか、どんな仕事がしたいのか、広告代理店で出来る自分のやりたいことを明確に伝えることが大事です。
2つ目は「広告代理店で自分のこのようなスキルが身につけられるから」というスキルアップについです。事業会社ではなく代理店だからこそ身に付けられるスキル、そして将来のキャリアパスの中で自分にとってどんなスキルが身につき、どうなっていきたいかという将来のビジョンを語れるかが非常に重要になります。
「入社後に活かせるスキルがある」というロジックの動機も作成する
熱い想いだけでは新卒の採用になってしまいます。転職とは即戦力が求められます。よって、自分のどんなスキルが活かせられるかを伝えることは非常に重要です。
入社後に自分のどんな経験・スキルを貴社で貢献出来るか、応募する企業にとって自分を採用するメリットを伝えなければ採用には至りません。更に言うとその企業の従業員にはいないスキルを自分が持っていたり、その企業の最大の課題であるテーマを自分の経験が活かせられるという内容であれば採用に大きく近づきます。
自分の経験やスキルの棚卸しは転職活動の準備段階においてとても大事な作業になるというこです。自分の経験を整理し、応募する企業に伝えるべく項目をしっかりと考えることが大事です
志望動機を作るステップ・流れ
最後に、志望動機を作る際のステップについて紹介します。
ステップは、大きく以下の4つに分かれます
- なぜ広告代理店に転職したいのかを箇条書きで書き出す
- 広告業界を志望する理由を作成する
- 広告業界専門のエージェントに添削してもらう
- 面接対策として、志望動機のロジックや根拠を固める
それぞれについて書いていきます。
なぜ広告代理店に転職したいのかを箇条書きで書き出す
なぜ広告代理店に転職したいのかを箇条書きで書き出すことがお勧め出来る作業です。例えば、
- アイデアを出すことが好き
- 様々な業界や企業の集客やマーケティングに関わりたい
- 最新のトレンドを常に意識する仕事をしたい
- 企業の広報担当として複数の会社の役に立ちたい
- 個人プレーではなくチームプレーで仕事をしていきたい
- 広告や集客、WEBの専門性を身に付けたい
など自分が広告代理店を志望する具体的な理由をたくさん書き出すことが大事です。そうすることによって志望動機に深みが出て、面接の場での説得力が増します。
志望動機は面接の最初の段階で聞かれることが多いので、説得力のある志望動機を話すことで面接官も期待をし、その後にたくさんの質問をしてくれるようになります。
広告業界を志望する理由を作成する
箇条書きではたくさんの項目を書き出し、その中で最も志望した理由をピックアップして、その項目に深みを出していくことが大事です。
特に、なぜその理由が一番なのかを洗い出す作業はとても重要です。
- 仕事をしている中で、最もやりがいを感じるから
- 仕事をしていて楽しいと思えるから
- 自分が最も得意とすることだから
- これまでに感謝されたことが多いから
上記のように、自分なりの理由を考えることが重要です。
志望動機を考える際にネットで例を調べたりしてしまうと、その志望動機はありきたりな志望動機に変わってしまいます。自分の経験や本当に心から思っていること、夢などが大事です。
様々な理由を考え、自分だけの志望する理由を作成すれば面接での評価が高くなることは間違いありません。
広告業界専門のエージェントに添削してもらう
自分で考え、文字にした志望動機が本当に正しいか、応募する企業にとって良い内容になっているか不安になると思います。そこで転職エージェントを利用することをお勧めします。
転職エージェントは数多くあります。大手だから良いとは限りません。より専門性の高い、広告業界専門のエージェントや、広告業界を専門にしているコンサルタントに添削を依頼することが大事です。
転職エージェントを利用するのにお金はかかりません。さらに転職エージェントは日々多くの志望動機を見ています。ひと目みれば、その志望動機が本当に考えられたものなのか、応募する企業にとって良い内容なのかを判断してくれ、さらにアドバイスがもらえます。
転職エージェントを利用して完成度が高めることが大事です。
面接対策として、志望動機のロジックや根拠を固める
志望動機のロジックを細かい部分まで詰めることが重要です。なぜならば志望動機は「その企業でないといけなり理由」を伝えないといけないからです。
その際に過去の経験や成功事例、これまでに残した大きな実績などの棚卸しをすることが良いと思います。
自分の経験の中で最も大きな実績を残した話は、まずストーリー性があり、根拠があります。また自分の経験のことなので、非常に細かいことまで話せるはずです。例えばどんな工夫をしたのか、その実績を残すまでにどんな苦労をしたのか、その苦労を乗り越えるために頑張ったことなど。
これらの話は志望動機の具体的な理由と根拠に繋がり、話を聞いている方としてもロジックを理解でき、評価が高くなる要素となります。
広告代理店への転職率を上げるために活用すべきエージェント
最後に、広告代理店への転職成功率を上げるためのエージェントをご紹介します。
マスメディアン
マスメディアンはWeb・広告・マスコミ業界特化型の転職エージェントです。
求人数が2000件以上と豊富で、電通、博報堂、ADK、大広、Jekiなど大手広告代理店への転職を多数実現しています。本気で広告代理店や広告業界を目指す人なら、絶対に登録してほしいエージェントです。情報量・質のどちらをとっても、広告業界専門のエージェントでNo.1です。
総合評価 | |
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広告代理店の転職に強い理由 | マスメディアンが広告代理店の転職に強い最大の理由は、電通や博報堂を含む広告代理店への転職支援実績が圧倒的に多いことです。
応募者に関しても転職支援実績が豊富であることから、下記のようなメリットを享受することができます。
広告業界の著名メディア「宣伝会議」グループなので、最新の広告業界転職事情に詳しく、最新の広告業界動向や求人情報を教えてもらうことができます。 また、マスメディアンは大手総合代理店の求人が多く、転職実績も多く保有しています。過去の転職志望者が面接でどういった質問をされたのか、どのような受け答えをすると内定に近づけるのかといった情報も広告代理店ごとに把握しているため、面接前の対策も十分に行うことが可能です。 また、マスメディアンの転職支援実績が多いことから、広告代理店の採用担当者との繋がりが非常に強いと言われています。 仮に転職者が面接で当落選上にいる場合、マスメディアンが転職者を強く推薦(プッシュ)することでオファーに至るというケースが多くあります。 こういった理由から、マスメディアンは広告代理店への転職に強いエージェントとされています。 |
マスメディアンの強み・メリット |
マスメディアンを使うメリットは、下記の2点です。
マスメディアンは、前述の通り広告代理店への転職実績が非常に豊富なため、質の高い面接や選考情報を共有してもらうことができます。 広告代理店ごとに面接の質問内容などは多少違いがあるため、面接や選考傾向を把握して対策することが内定率のアップに大きく影響してきます。 また、もう1つの強みは広告代理店との繋がりが非常に強いことです。電通や博報堂など大手総合代理店、サイバーエージェントやセプテーニなど専業広告代理店どちらへの転職も実績が豊富で、各代理店の人事担当者とも繋がりが強いです。 そのため、面接後にマスメディアンが応募者をプッシュすることで内定に至るケースが多々あります。 一報で、模擬面接といったサポートについては大手の総合転職エージェントと比較するとイマイチです。 その理由は、キャリアコンサルタントが担当する1人当たりの転職希望者が非常に多いたmです。マスメディアンは大手と比較してキャリアコンサルタントの数は多くありません。そのため、転職希望者1人に割ける時間というのは限られています。 もし、模擬面接などのサポートをかなり手厚く受けたいと考えている場合は、そういった点では期待通りにならないケースもあります。 |
リクルートエージェント
転職業界の最大手エージェントです。
大手エージェントは、広告代理店など専門業界に強くないイメージがありますが、実は広告業界専門部署があるなど、中規模の広告専門エージェントよりも転職実績が豊富です。
総合評価 | |
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広告代理店の転職に強い理由 | リクルートが広告代理店への転職に強い理由は、マスメディアン同様に転職支援実績が豊富であるためです。
また、リクルートエージェント経由で広告代理店に応募する人数はとても多いため、採用状況や面接の質問内容などの情報が入ってきやすいというのも理由としてあげられます。 また、リクルートエージェントには広告業界対策用の専門部署があり、各代理店の情報などが多く集まっています。 そのため、電通と博報堂の違いや各代理店の特徴や強みなども教えてもらうことができます。 |
リクルートの強み・メリット |
リクルートエージェントの最大の強みは、以下の2点です。
前述の通り、リクルートは大手エージェントですが、広告業界の専門部署があるため広告代理店対策に特化した支援を受けることができます。 私の同期でも、5人中3人がリクルートエージェント経由で大手広告代理店に転職してきています。 また、転職エージェントの最大手であるため、他業界の転職ノウハウも豊富です。 大手エージェントは専門性が無いように思われがちですが、中規模の広告業界専門エージェントよりも転職の実績といった面で、非常に安定感があります。 |
まとめ
昨今人気の広告業界で内定を獲得するには「志望動機」を具体的に考えることが重要です。
志望動機を考える際は、応募する企業の研究をし、さらに競合他社を調べ、自分の経験の棚卸しをする。こういた作業が書類の完成度を高め、さらに面接時の志望動機の深みに繋がります。これだけで同時に受けているライバルとの差を出すことが出来ます。
志望動機を1社1社考える人は意外と少ないです。志望動機をラブレターです。説得力や根拠がなければ相手は振り向いてくれません。応募する企業によって内容はすべて変え、深みのある志望動機をこの記事を参考に作成して頂ければと思います。