デロイトトーマツコンサルティング(DTC)

デロイトトーマツコンサルティング

企業概要

日本におけるマネジメント・ビジネスコンサルティングのリーディングファームの一つである。

世界四大会計事務所(Big4)の一つであるDeloitte Touche Tohmatsuのメンバーファームで、日本においては監査法人トーマツ(最大級の会計事務所)、DTC-FAS(財務アドバイザリー)とも連携し、あらゆるサービスラインで、かつ、クロスボーダー案件にも対応可能できる総合コンサルティングファームである。

グローバルでは、世界150ヶ国、20万人のエキスパートが連携し、クライアントの課題解決を行なっている。

 

日本では、1993年にトーマツ コンサルティングとして設立され、2008年にDTCへと社名が変更された。提供しているコンサルティングサービスは、経営戦略やM&A、ITアドバイサリーなど幅広い。近年では、オープンイノベーションやCSVなど、社会課題の解決と新産業創造に注力している。

もともとは、会計事務所発祥ということもあり、監査・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリー・税務をコアビジネスとして活躍してきた。

2015年からは、監査法人の100%子会社である株式会社から、監査法人などと同列の事業体である合同会社へ転換している。

企業データ

設立 1993年
公式サイト http://www.tohmatsu.com/jp/dtc/
本社所在地 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング17階
代表者 宋 修永
社員数 2,542人
事業内容 事業戦略、経営管理基盤、組織・業務プロセス、人事、情報システムなど、あらゆる分野におけるコンサルティング業務

特徴・強み

デロイトの特徴は、総合系ファームの中でも戦略系・ビジネス系のプロジェクトや、クロスボーダー案件(グローバル案件)が多いことがあげられる。

売上げの過半を戦略/業務系のプロジェクトを締めており、近年の総合ファームに見られるような単なるIT領域の拡大だけを追い求めているファームとは異なる。

 

得意とする領域は、業界では「自動車」「製造」、サービスでは「M&A」「新規事業戦略」である。

特に、デロイトの戦略部門は新規事業創出や社会課題解決に注力しており、オープンイノベーションやCSVといった領域では、市場において戦略ファームよりも高い評価を得ている。(戦略部門であるモニターデロイトについては別ページを参照)

 

社風としては、外資系ファームと比較すると元々穏やかな社風で、人材を育成するという風土があるとよくいわれている。

外資系ファームにありがちな「Up or Out」という厳しい社風というよりは、厳しい中でもコンサルタントとして一人前になるまで社内でしっかり面倒を見るという考え方が浸透している。

そのため、採用の段階においても必ずしも即戦力である必要はなく、「一人前のコンサルタントに成長できる素質を持っているかどうか」というポテンシャル面を重要視している。

また、プロジェクトについては純粋な戦略立案のみならず、実行支援まで含めたプロジェクトが多い。かつてから業務改革コンサルに強く、業界別部門の案件割合としては業務系が多い傾向にある。

 

採用については、事業会社からの採用は、新卒採用と同様に非常に狭い門となっているが、事業開発/新規ビジネス企画や経営企画職としての全社のプロジェクトのご経験を持った方を採用している実績がある。

また、クロスボーダー案件が多いため、英語力はファーム出身者/事業会社出身者共にアドバンテージになる。

著名な出身者

  • 大西俊介 – インフォシス日本代表、元NTTデータグローバルソリューションズ代表取締役社長
  • 岡田武史 – 今治.夢スポーツ代表取締役、元デロイトトーマツコンサルティング特任上級顧問、元サッカー日本代表監督

選考体験記

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