PwCコンサルティングの平均年収
PwCの平均年収は約900〜1,000万/31歳とされています。
この年収は他BIG4と比較をすると、デロイトよりも少し低いくらいの水準です。
また、ボーナス(賞与)は年に1回支給される仕組みとなっています。
PwCには、Strategy&という戦略部隊がありますが、PwC全体で見るとIT案件が多いため、アクセンチュアと同様に単価が低くなりがちです。
その影響もあってか、年収はそこまで高くない金額が設定されています。
PwCコンサルティングの役職別年収
役職 | 年次(順調推移) | 年収(推定) |
アソシエイト | 1年~4年 | 500万円~800万円 |
シニアアソシエイト | 3年~8年 | 700万円~1000万円 |
マネージャー | 5年~10年 | 1000万円~1300万円 |
シニアマネージャー | 10年~ | 1300万円~1700万円 |
ディレクター | 1500万円~2000万円 | |
パートナー | 2000万円~ |
PwCの役職階層は6ランクとなっています。
他ファームと比較して特徴的なのは、アソシエイトやシニアアソシエイトの年数が長いことです。
新卒で入った場合はアソシエイトスタートなので、500万+ボーナスが最終的な年収です。
中途の場合は未経験だとアソシエイトからのスタートになることが多いです。
昇進のしやすさに関しては、新卒で入社した場合は昇進しやすい社風となっています。
一方、中途で入社した場合は昇進するのに時間がかかるという現実があるようです。
これは、新卒の場合は1からコンサルタントワークやスキルを丁寧に教えてもらえるのに比べて、中途入社者はいきなり現場にアサインされて、教育がなく放置される傾向があるためです。
同じBIG4のデロイトは中途入社者を育てようという風潮がありますが、PwCには無いため転職組はプロモーション(昇進)に苦労するケースが多いです。
しかし、万が一昇進できない状態が続いたとしても、他のBIG4などに転職するなどして年収をあげている人がかなり多いようです。
ちなみに、アソシエイトの場合はデロイトのアナリストよりも100万ほど年収水準が低いです。
転職をした中途入社の場合はほとんどがアソシエイトからのスタートとなるため、年収は500万+一部ボーナスとなります。
PwCコンサルティングのボーナス(賞与)
PwCは、年に1回のボーナスが支給されます。
支給額の目安は、年収の10%~30%です。
そのため、アソシエイトの場合は500万+50万くらいがスタートの金額になります。
PwCで働いている私の知人に聞くところ、評価によってボーナス額が変わるとのことですが、通常評価の場合は年収の10%というのが多いです。
PwCコンサルティングの残業代制度
PwCは50時間/月の残業代が年収に含まれています。
そして、デロイトやKPMGと同様に50時間以上を過ぎても申請できない傾向があるようです。
なので、最終的には年収+ボーナスがもらえる金額ということですね。
アソシエイト(コンサルタントランク)の場合は約660万という計算です。
PwCコンサルティングの福利厚生制度
各種保険 | 団体生命保険、確定拠出年金・厚生年金基金・確定級企業年金、健康保険、厚生年金、雇用保険、総合福祉団体定期保険、財形貯蓄制度、労災保険 退職金制度、企業年金基金、定期健康診断、自己啓発援助など |
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諸手当 | 通勤手当、出張手当のみ、慶弔見舞金、時間外手当、資格手当 |
休暇 | 慶弔休暇、年末年始、夏期休暇、有給休暇(初年度10 日、最大20 日) |
その他 | 各種クラブ活動、カウンセリング制度、資格取得支援制度、海外研修、契約施設・ホテル・スポーツクラブ等割引利用 |
PwCコンサルティングの転職に強いエージェント
PwCへの転職成功率が高くなるエージェントをご紹介します。
詳細は以下の記事をご覧ください。
アクシス(AXIS)コンサルティング
アクシスコンサルティングは総合ファームへの転職に非常に強いエージェントです。
コンサル専門の転職エージェントとして、大手3番手ほどで、アクセンチュア・デロイト・PwC・アビームなど総合系ファームへの転職支援実績が豊富です。
総合評価 | |
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PwC転職に強い理由 | アクシスコンサルティングがPwCの転職に強い最大の理由は、PwCを含む総合系ファームへの転職支援実績が圧倒的に多いことです。
転職支援実績が豊富であることから、下記のようなメリットを享受することができます。
PwCの選考では、ケース面接を実施されることが多いです。 ケース面接は、過去の出題を見るなど対策をしないと攻略がとても難しいです。 しかし、アクシスはPwCへの転職支援実績が非常に多いので、ケース問題の傾向や、面接の質問内容などに合わせた対策を行ってくれることがあります。 2点目については、アクシスコンサルティングのPwCへの転職支援実績が多いことから、PwCの採用担当者との繋がりが非常に強いと言われています。 仮に転職者が面接で当落選上にいる場合、アクシスが転職者を強く推薦(プッシュ)することでオファーに至るというケースが多くあります。 こういった理由から、アクシスコンサルティングはPwCへの転職に強いエージェントとされています。 |
アクシスの強み・メリット |
アクシスコンサルティングを使うメリットは、下記の2点です。
アクシスコンサルは、書類添削や選考対策など、ファームごとの傾向を踏まえて対策を行ってくれます。 コンサル専門エージェントの最大手では無い分、1人1人へのサポートが手厚いと評判です。 書類添削はもちろんですが、模擬面接等も行ってくれます。 2週間に1回などで行ってくれるケースもあるため、面接慣れや自身の棚卸しをすることができます。
また、もう1つの強みは、総合コンサルファームとの繋がりが非常に強いことです。 アクセンチュア、デロイト、PwCなどへの転職実績が豊富で、ファームの人事担当者とも繋がりが強いです。 そのため、面接後にアクシスコンサルが応募者をプッシュすることで内定に至るケースが多々あります。 |
リクルートエージェント
転職業界の最大手エージェントです。
大手エージェントは、コンサルに強くないイメージがありますが、実はコンサルティング業界専門部署があるなど、中規模のコンサル専門エージェントよりも総合ファームの転職実績が豊富です。
総合評価 | |
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PwC転職に強い理由 | リクルートがPwCへの転職に強い理由は、アクシスと同様にPwCへの転職支援実績が豊富であるためです。
また、リクルートエージェント経由でPwCに応募する人数はとても多いため、PwCの採用状況や面接の質問内容などの情報が入ってきやすいというのも理由としてあげられます。 また、リクルートエージェントにはコンサル対策用の専門部署があり、総合系ファームの情報などが多く集まっています。 そのため、PwCと他BIG4やアクセンチュアを比較した際の、PwCの特徴や強みなども教えてもらうことができます。 |
リクルートの強み・メリット |
リクルートエージェントの最大の強みは、以下の2点です。
前述の通り、リクルートは大手エージェントですが、コンサル業界の専門部署があるためコンサル対策に特化した支援を受けることができます。 私の同期でも、5人中3人がリクルートエージェント経由でコンサルに転職してきています。 特に総合コンサルは採用人数が多い分、転職実績も豊富となっており、選考対策も総合コンサルに特化した支援を受けることができます。 また、転職エージェントの最大手であるため、他業界の転職ノウハウも豊富です。 大手エージェントは専門性が無いように思われがちですが、中規模のコンサル専門エージェントよりもコンサル転職の実績といった面で、非常に安定感があります。 |
まとめ
今回は、PwCトーマツコンサルティングの年収・給与について役職別にご紹介しました。
コンサルへの転職を検討する際に、年収がどのくらいになるのかは非常に重要な要素です。
また、残業代や福利厚生制度に関しても他コンサルと比較する上では検討すべき事項になるでしょう。
今回ご紹介した内容を参考に、悔いのない転職活動をして頂ければと思います。